2013年10月31日木曜日

投球数制限


WBCでお馴染み、甲子園では議論の対象になる投球数制限。
下はリトルリーグ共通の投球数ルールです。

一試合ごとに許される投球数
年齢
一試合の最大投球数
7~8
50
9~10
75
11~12
85
13~16
95

 投球数ごとに義務付けられる休息日
投球数
休息日数
1-20
0
21-35
1
36-50
2
51-65
3
66+
4

このルールはかなり厳格に守られます。
根底にあるのが、ボールを全力投球するのは子供の肘や肩に負担がかかり、投げ過ぎは故障の原因になる、という考えだと思います。
試合だけではなく練習でも投球練習は何球まで、と監督から細かい指示が出ることも珍しくありません。
その割にはコーチ手伝いの私がバッティングピッチャーとして200~300球ぐらい投げても誰も何も言いません。

それはさておき、この投球数ルールはどの選手に何球まで投げさせるか、という駆け引きを生みます。
リーグ戦やトーナメントは週2、3回試合があることが多いです。
エースが好投しているけど、あと何球投げると次の試合に投げれなくなる、そんなケースで頭を悩ますのが監督です。相手のチームもそれを計算に入れたりします。次の試合相手の監督が投球数をカウントして、登板ピッチャーを予想したりします。

このようなわけで、リトルリーグでは1人だけ抜群のピッチャーがいても、上位に進めるとは限りません。それより、そこそこ投げれるピッチャーが3,4人いるチームが有利です。

個人的には、選手の健康を守り、ゲームの公平性を高める、2つの利点がある投球数ルールは子供のためにはとても良いことだと思います。

WBCは別問題ですね。あれは派遣選手に故障してほしくないメジャーチームの事情でしょうから。プロなんだからぶっつぶれても投げろよって、これも個人的には思います。

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