2013年11月3日日曜日

体罰について

夏休みに息子を日本の少年野球に体験入部させてもらった。 息子はとにかく野球が出来れば幸せなので、猛暑の中での長時間の練習自体は苦にはならないどころか嬉しかったみたいだけど、エラーした子を大声で罵倒する指導者には怯えていた。 僕も見ていて不快だった。「馬鹿野郎」とか「何やってんだ」とか、あれが指導だとはどうしても思えない。

たとえ物理的に殴らなくても、あれは暴力以外の何ものでもないと思った。 少なくとも暴力を背景にした脅しのようだった。お世話になっておいて何だけど、あのチームに息子を入れたいとは到底思えなかった。

だけど、そのチームにいる子達は同年代のアメリカの子達に比べて、はるかに野球の技術は高く、また練習に打ち込む姿勢も集中力も素晴らしかった。
僕自身も日本で少年野球をしたときにはビンタも食らったし、ケツバットだって食らった。だけど野球が嫌いになることは一度もなかった。それを思うとわけがわからなくなる。

体罰はよくない、だけど競技力を高めるためには一定の効果があることは否定できない。
のびのびやらせたら上手くなりますってのは才能がある一握りの子だけであって、大抵の子は無理矢理やらせた方がそこそこ上手くなる。

生徒を殴ったり怒鳴るくらいなら試合に負けた方がマシだ、って言いきれる監督を、怒鳴りまくってチームを優勝に導く監督より高く評価することが我々に出来るか?
問われているのはそのことだと思う。

2 件のコメント:

  1. うちの子が所属していた日本の少年野球チームは、体験の子が来ている時に限ってはコーチが気を遣ってあまり怒鳴らないように注意していました。だけど普段は、特にミスをした時には怒鳴っていました。

    だけど、日本にいた時はそれを何とも感じなかったのが正直な気持ちです。暴力とおっしゃっていられますが、そんな感覚はありませんでした。

    だけど、今、日本に帰ってあの環境に入ると、アメリカの環境になれたうちの子や私自身は戸惑いがあると思います。いくら以前に経験していたとしても。
    ましてや、KAKUTANI様はご自分のお子様がそのような環境に置かれたのが初めてと推測しますので、暴力とお感じになられたのもごもっともと思います。いくらご自身に以前経験があったとしても。

    私はいずれ日本に戻る事になると思いますが、その際に、『郷に入ったら郷に従え』となれるかどうか。『悪いものは悪い』『おかしいものはおかしい』とストレートな気持ちを周りに伝える勇気が出るかどうか。

    その時に自分自身がどのように振舞うのか、不安でもあり楽しみでもあります。

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  2. 息子が体験入部したときも、監督・コーチは息子には怒鳴ることはありませんでした。親切に受け入れてくれました。だから悪くは言いたくないのですが、他の子達への態度があまりにも酷かったです。部外者が口を出すことではないと思いつつも、あの子達にもっとのびのび野球をやらせてあげたいなあと思わざるを得ませんでした。 こっちのリトルリーグのように甘やかしすぎるのもまたアレかな?とも思うんですが。

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